耐震補強工事
現在、長岡京市で耐震補強工事を行っております。
耐震補強と言ったら、金物を取り付けるだけで大丈夫と思っておられるお客様が結構おられます。
度々、耐震診断で寄せて頂くお宅の中でも金物だらけの小屋裏を見かける事があります。
決して悪くはありません。無いより、ある方が強いのに変わりはないのです。
しかし、それだけではいつ来るかわからない地震に対しての準備としてはまだまだ不十分です。
各自治体も現在、耐震補強に力を入れられておりますので上手く補助金を利用しながらご自宅の耐震補強工事を行う事も視野に入れられてみてはいかがでしょうか。
不明な点などありましたら、アドバイスさせて頂きますのでお気軽にお問合せ頂ければと思います。
この写真ですが・・・。
消防のホースみたいでしょ。
実はこれ、耐震補強工事に使用する包帯なんです。
「木造SRF工法」
という補強方法です。
SRF工法は、ポリエステル製のベルトやシートで、人が包帯を巻いたりやテーピングをするように建物を補強する方法です。
コンクリートの建物や新幹線の高架橋では既に多くの実績があり、包帯補強とも呼ばれ、公的機関の評価も受けています。木造の補強にも最適で最近では、京都の東本願寺大虹梁を始めとして歴史的な木造建築にも使われています。
この補強方法を選定し現在、耐震補強工事を行っております。
と言っても、耐震補強やたらむやみに行うのではなく屋根軽量化の必要性、耐震金物の取り付け、基礎の補強、体力壁増設を必要な個所をしっかりと精密診断を行い、計画した上で行って行きます。
7月末からもう一軒、耐震補強工事を行いますのでまたご報告致します。